【18歳:引きこもり・パニック障害】
▼エピソード
就職できなかったTAKAにおじさんが言った言葉。
「お前みたいなやつは、曽我部家にも寺井家にもいらん。お前はクズじゃ。」
親戚にまで裏切られた思いでいっぱいになり、
人が怖くなって、外に出ることが出来なくなった。
引きこもり。パニック障害。

生きている事を確かめる為に・・・
自分の体を傷つけて感情処理をする為に・・・
リストカットを繰り返してしまった。
何も考えない為に・・・
現実から逃避す為に・・
大量服薬を繰り返してしまった。
そしてとうとう・・・自殺未遂。
母に発見され、病院へ。
救急車で大きな病院のICUに入院。
その後、心療内科にかかる。週2回の外来受診と、ソーシャルワーカーさんのカウンセリングを受けました。
【20歳:立ち直るきっかけ】
▼エピソード
HYDEさんという存在を知りました。
成人式のお祝いに、HYDEさんのチケットを母がプレゼントしてくれた。
感動して泣いたのは初めてでした。
HYDEさんのLIVEに行く。
HYDEさんの為に生きていこうと決意。
ライブの感動を共有したい思いから、ファンクラブに入りHYDEさんが好きな友達を作る。
もっといろんな場所のライブに行きたいと思うけど、
方向音痴だし、人が怖くていけない。
そんな自分を責めていました。
HYDEさんのライブ会場では人が怖くないのに、
それ以外の場所では人が怖く感じてしまう。
自分で自分を理解できませんでした。
パニック発作を起こしながらも、
母に付き添ってもらい東京・大阪・福岡のライブに行く。
その頃の僕の夢は、普通に働いて、
1人でHYDEさんのライブに行くこと。
いい歳していつも母と一緒にいる僕を気持ち悪がって、
離れていった友達もいた。
ライブの道中パニック発作を起こして死にそうになっても、
他のファンの子には負けないという思いで、行くと決めたライブには行った。
【20代後半:日常と恋愛】
▼エピソード
病院の紹介で、作業所やデイケアに行くけど、
どこにも馴染めずにいつもトラブルになり、転々とする。
今みたいに、ADHDというものが理解されていなかった時代。
僕の行っていた施設は、統合失調症の人がほとんどだったので、
僕のように身なりが派手で、こだわりが強くて、思ったことをズバッと言う人は、
施設のスタッフさんも利用者さんも初めてで、どう接して良いのかわからなかったらしい。
HYDEさん以外で初めて、心から好きだと言える人との出会い。
お付き合い。そして別れ。
その人の歳の数だけ、ピアスをあける(全29個)
その人の影響で、コーヒーが大好きになった。
コーヒーを勉強してカフェを開こうと頑張るが、空回りして潰れる。
「こんなに頑張ってるのに、全然うまくいかない。」
「どうせ僕は何をやってもダメなんだ。」
「僕をダメにしたおじさんに復讐してやる。」
「おじさんもおじさんの大切な人も全て殺して、
僕の人生も終わらせてやる。」
そんな思いで頭の中がいっぱいになっていった・・・
【30歳:心理学との出会い】
▼エピソード
「海老天つきのうどん+おでんをゴチそうするから、
一緒に心理学のセミナーを受けない?」
と、母に誘われて参加してみました。
だるいな・・・と思いながらも参加することにしました。
そのセミナーのテーマは「嫌いな人」。
僕は叔父さんのことを書いた。
あまりにも酷いことを書いたものだから、
頼んでもいないのに、講師の方がプチカウンセリングを実施してくれました。
その中で、
「『僕は、甘えん坊です』って言ってみて。」
と言われた。
意味がわからなかったけど、海老天つきのうどんが食べられないといけないので、
僕は甘えん坊ですととりあえず言ってみた。
そのセミナーでは、
初対面の人とランチを食べたりもした。
初対面の人と食事をすることがとっても苦手だったけど、
意外にもすごく楽しくて、終わるのが寂しくなった。
グループの人たちとお別れするのが悲しくて泣きそうになった。
今まで味わったことないのない感情に、自分でもビックリした。
でも・・・セミナーが終わって、約束のうどんを食べに行く道中に、
講師の人が言った、「僕は甘えん坊です」と言う言葉と、
おじさんのことをふと思い出した。
確かに僕は甘えん坊かもしれない。
学校を卒業して行き場所がなかった僕は
誰かに優しい言葉をかけて欲しかったんだって気づいた。
急に呪いが解けたような感じで、
小さくて柔らかくて弱々しい感情が、
ザーザー降りの雨のように僕の心に降り注いで、すごく優しい気持ちになれた。
それが、僕と心理学の出会い。
続く。
いかがでしたか?
『TAKAさんは幸せで、悩みなんてないんでしょ!』って言われるけど、
僕もあなたと同じように苦しんでドン底も味わっています。
あなたが、自分を変えて幸せになりたいという思いを諦めない限り、
勇気を出して、ちょっと行動を起こすだけで、人に出会う事ができます。
僕たちは人付き合いで傷ついてきたけど、
変わるきっかけをくれるのも、出会う人なんです。
僕の人生を変えてくれたのは、全て出会った人でした。
あなたもきっと、僕のように幸せを感じながら生きることができます。
生きててよかったーって思える日は必ずきます。
曽我部隆志の生き方を見て、
何か少しでも勇気になったら嬉しいな。
自分も変われるんだと思ってもらえたら嬉しいな。
もし良かったら、
続きの『2014年:歩み始める新たな人生』も、読んでみてくださいね!
ADHD.引きこもり.パニック障害.親子関係の悩み.感情のコントロール専門
カウンセラー曽我部隆志ことTAKAでした。




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